芦屋行き

 お世話になった先生のご退職を記念したワークショップがあり、
芦屋に行くことになった。お金もなく、時間もなく、大坂まで夜行バスに
乗っていくことにした。
 夜行バスというのは、不安だった。聞く人みんな「大変だよ」「グロッキー
だよ」というのだ。新潟から大阪まで9時間。大丈夫だろうか?
 駅前のバス乗り場には、大勢の旅人が集まってきていた。さすがに
3連休である。ひとり、心細くバスに乗る。とにかく眠らなくては!
空気枕をし、マスクをし、足を足台に投げ出し、毛布をかぶって寝る。
パークエリアで停まった2回は、目が覚めてバスから降りて体操したが
それ以外私は、よく眠ることができた。
 早朝、大阪について、駅の化粧室に行くと、洗面をしている人の山だった。
歯を磨く人、顔を洗う人、化粧をする人。こんなにも夜の旅人が多いのか
と驚く。大阪から芦屋まで16分。関西弁がここちよい。空気がやわらかい。
 芦屋の駅のカフェでモーニングをいただきながら、時間までゆっくり
本を読んですごした。旅に出ると本が読める。幸せなひとときだった。
 それからバスで会場までいく。坂の街だ。
 ワークショップは、「ひろば」だった。異業種のひとが集まり、日本各地
の人があつまり、語り合えた。なかなかこういう機会はないだろう。
言葉で言い尽くせない楽しい時間だった。
 みなさんは、宴会会場へ移動したが、私はふたたび夜行バスに乗るため
大阪へむかった。高層ビルから大阪の夜景を見て、一人でたこ焼きを食べ
梅田の紀伊國屋でバスの発車まで時間をつぶした。活気のある本屋で
立ち読みが楽しかった。ここでも周りから入って来る関西弁が心地よかった。
 さすがに疲れていた。バスに乗り込むやいなや、私は眠りに入った。
気づいたときには、新潟の栄のサービスエリアだった。
 私は夜行バスの度に味をしめた。またバスで関西へ行こう!
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by nokogirisou | 2010-03-22 00:24 | 日々のいろいろ
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