曽根麻矢子のゴルドベルグ

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DADAさんが紹介してくれた曽根麻矢子の「ゴルドベルグ」を聴いた。
彼女はこれを12月のパリの19世紀の教会で、録音している。背中にぞくぞくきた。
端正な、まさに音を紡ぎ出しているようなゴルドベルグ変奏曲だ。チェンバロという
よりやはりクラブサンという楽器名がしっくりくる。
 「最後のアリアにもどった時の安堵感をどう表現していいのだろうか?」
この言葉は私にとってとても印象深いものだった。聴いている私も最後のアリア
にたどり着いたとき、なんとも言えない安堵感を背中に感じていたから。
 「人生で、どんなに辛いことがあってもバッハの音楽があればのりこえられる  
 ような気がする」
という曽根の言葉は重い。
バッハの理解と関わりの深さにおいて、とても比較できることではないのだが
かつてピアノのお稽古で苦しんだ、今はただの音楽家愛好家にすぎない私も
何かがあって、涙を流した後にもどってくるのは、バッハだっだ。入院したときも
バッハのCDしか持っていかなかったことを思い出した。
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by nokogirisou | 2004-10-07 05:07 | 音楽
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