西本智実withミッシャ・マイスキー ラトビア国立交響楽団

 
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 12月9日、りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)コンサートホールに行く。
すでに駐車場は満杯。陸上競技場の駐車場に回される。
会場も人でいっぱいだった。

 今日の席は、三階ステージ上手の上。指揮者とオケを見下ろせる位置だった。
燕尾服の西本は、本当にかっこうよく、その登場する姿にまず見とれた。
 まずはワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より、第一幕へ
の前奏曲。メリハリあり、歌うような指揮だった。
 次にドヴォルザークのチェロ協奏曲。ミッシャ・マイスキーはすっかり銀髪で
それをなびかせて颯爽と登場した。チェロの音色がなんと美しいことか。
片手で弾いているのではないかと思うほどの巧な弓使い。西本のプロ意識は
ここで全開。この曲すべてを支配しているかのような圧倒的な存在感。
 クラリネット、オーボエ、フルートの音色がすばらしい。ホルンも健闘。小さい
音まで丁寧にならす。
 鳴り止まない拍手の後で、アンコール。
 チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」から「レンスキーのアリア」
これが、とてもステキな曲で、もう一度聞いてみたいと思った。CDにはなっていない
そうだ。マイスキーのオリジナル編曲か?オケとチェロの絶妙な絡み合いで感激した。

 休憩時には、マイスキーのCD購入者にサイン会が用意されていた。ミーハーな
私はもちろん行列に並ぶ。間近でマイスキーを拝見!なんとも品のあるお顔で目
が静かな湖のようだった。
 
 後半、ショスタコーヴィチの交響曲第5番。
 これが本当にすばらしかった。こんなに美しい曲だったとは今日初めて知った。
ソロ楽器がたくさん出てくるので、上から見ていてとても楽しかった。ハープと
ピアノの活躍がおもしろかった。一楽章と四楽章がとにかくよかった。一楽章は、
それぞれの楽器の響きを視覚的に十分楽しめた。繰り返し登場するテーマを
追いかけながら、この曲がとても好きになった。四楽章は重く始まったのに、
どんどんテンポが速くなっていって盛り上がった。西本の指揮は本当によく動き
よく聴き、よく歌い、よく語っていた。ショスタコーヴィチもう一回聞きたい。

 カーテンコールで出たり入ったりする姿は、宝塚かと思うようなかっこよさ。
 アンコールはチャイコフスキーの「くりみわり人形」から「花のワルツ」
 これもまたソロが多く、楽しかった。ワルツだが一小節一振りだった。
 西本はチャイコフスキーが好きなのだろうか。
 
 演奏後、駐車場に向かって歩く道で、A席の方だろうか、私の前を歩く二人組が
「いや~今日は一万円の価値があったね。」「来て良かった」
としゃべり合っているのを聞いた。私も興奮冷めやらず、歌いながら車を運転して
帰った。
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by nokogirisou | 2010-12-11 01:01 | 音楽
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