悲しい別れ

 今年は、大切な人を何人も失った。
そして、今日、また悲しい知らせが届いた。
覚悟していなかった知らせだったのではずかしいほど
うろたえてしまった。あまりに若すぎる死であった。
 
 通夜にかけつけてその顔を見た。
まだ信じられなかった。起こせば、起きるのではないか
と思われるほど、そのままの彼であった。
 彼の母は泣き続けていた。
 私はどうしようもなく、呆然と手を合わせるばかりだった。
 言葉を失うというのは、こういうときのことをいうのかと
思った。何を言っていいのかわからなかった。どんな言葉
もうそっぽく、どんな行為も芝居がかったように感じられた。

 夏の終わりに会ったのが最後であった。
しかしつい最近長いメールのやりとりをしたばかり
であった。しかしこの世にもう彼の存在はないのだ。

 まっすぐで、一途で、有能な人であった。
 
 会場から出て、車に乗り込み、一人になったときにどっと涙
と嗚咽に襲われた。自分でも予期せぬ反応だった。
 人を失った哀しみは、一人で受け入れるしかないのか。

 これかも人の死は続くであろう。これをどう乗り越えていった
らよいのか、あるいは、乗り越える必要はないのか。哀しみに
みを委ね、過ぎ去るのを待つだけなのか。
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by nokogirisou | 2010-12-22 23:23 | 日々のいろいろ
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