清塚信也 りゅーとぴあプライムクラシック1500

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 清塚信也を初めて知ったのは、映画「神童」だった。松山ケンイチの扮する
音大をめざす浪人生ワオのピアノ吹き替えをやっていたので、その名前を知
った。その後「のだめ」の千秋真一のピアノ演奏の吹き替えもやっていたという。
それでちょっと気になるピアニストだった。
 その清塚信也が新潟に来ると聞き、ふらふらと出かけてきた。世の中には
様々な趣味や好みがあると思うが、私にとっては、生のクラシック音楽を聴く
ことが、何よりわくわく、命の洗濯である。私はどちらかというと、大編成の
オーケストラよりも室内楽や、器楽演奏が好きだ。自分の中でピンときた
コンサートやリサイタルは、衝動的にチケットを買ってしまう。何がなんでも行って
しまう。それで家族の顰蹙を買っている。今回は風邪がまだ完全に治っておらず、
咳が出ないかととても心配だったが、ヴィックスドロップを大量に持って行ってきた。
 席が、一番前の八番で、残念ながら、清塚さんの後ろ姿を見ながら聴くかっこう
になってしまった。ピアノはスタンウェイでなく、YAMAHAのものを使用していた。
 とにかくトークが圧巻。クラシック音楽のバッハ以降の流れと音楽家のエピソード
をとてもわかりやすく、おもしろく語る。ちょっとしゃべりすぎか…と思うところもあっ
たが、お客さんに対するサービスなのだろう。曲目もベートーベン、ショパン、リスト
ドビュッシー、ポンセ、ガーシュインとポピュラーな曲をあれこれ多様に披露してくれる。
サービス精神旺盛、営業熱心なことがよくわかる。

 場所のせいか、ショパンがやや音色がこもったり、響きが重なって聞こえてしまった
のは残念だが、リストのラ・カンパネラは迫力があり、美しかった。またメキシコの作曲家
ポンセの間奏曲やガーシュインのラプソディインブルーがとても面白く印象に残っている。
その他NHK大河ドラマ「龍馬伝紀行」のテーマ曲やアンコールで披露した、オリジナルの
「Fortuna〜フォルトゥーナ」は清塚さんらしさの出た、すてきな演奏だったと思う。テクニ
ックのある人だし、頭のよい人だということがよくわかった。ジャズも得意なようだ。器用貧
乏に陥らず、自分らしさの出る演奏をさらに続けていってほしいと思った。 
 
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by nokogirisou | 2011-05-28 00:58 | 音楽
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