横山幸雄ピアノリサイタル

 
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 13時会場、13時半開演。自由席だったので12時に
会場の「りゅーとぴあ」に行ってみたら、すでにコンサ
ートホール前に20人ほど並んでいる。今回はヤマハ新
潟店設立35周年記念のリサイタルだそうだ。ヤマハ関
係者の姿が見えた。
 私は待ち時間にたまたま『神様のカルテ』を読んでい
たのだが、後ろに並ぶ60代くらいの女性たちが、この
映画のことを話題にしていた。「桜井翔くん、いい男よ
ね。」「あの映画は泣きそうだから、一人で見にいかな
いとね」「あのテーマ曲は辻井伸行さんの作曲と演奏な
のよ」と盛り上がっていた。青春まっただ中のようだ。
 ようやく開場。私はミーハーにも中央のかぶりつき。
私の隣には、白いドレスをまとった女性と、和服姿の女
性がすでに陣取っていた。たまたま一つだけ空いていた
のでラッキーだった。
 ピアノは前回の演奏会のときはスタインウェイだった
が流石に今回はヤマハである。フルコンサートグランド
ピアノCFX。なかなかいい音だった。2000万円近く
するピアノである。
 前半のプログラムは昨年、生誕100年だったショパ
ン。作られた順にくまれていて、横山氏が曲の解説をし
て弾いていく。ショパンの作曲当時の状況をわかりやす
く語ってくれた。その話しぶりは謙虚な印象を受けた。
 1バラード1番
 2ノクターン20番遺作
 3幻想即興曲
 4スケルツォ2番
 5子守歌
 6舟歌
 7ポロネーズ6番「英雄」

 後半は10年前に横山自身が作曲した「祈りのバラー
ド」でスタートした。10年前の「同時多発テロ」のこと
もふれていた。もうそんなに経つのか。
 あとはすべてリストの作品。リストは今年生誕200年。
リストの曲はmcなしで一気に弾き進められていった。

 8横山幸雄 祈りのバラード
 9伝説Ⅰ
10シューマン=リスト 献呈
11オーベルマンの谷
12超絶技巧練習曲集 4,9,10番
13ラ・カンパネラ
 アンコールは リストの「愛の夢」と
ショパンの「革命のエチュード」
 
 メリハリのある演奏だった。一つの曲の中にも
メリハリがあり、プログラムの中にもメリハリが
あった。高音がとてもよく響いていた。
曇りのない明快な音色。
ショパンのバラードと英雄ポロネーズ、
リストの伝説Ⅰとラ・カンパネラが圧巻だった。
私のとなりの女性は、感極まって涙を流していた。

 テンポが安定していて、大事な音をしっかり
鳴らしてくれるので安心感がある。さすがに超絶技
巧練習曲の後お疲れだったようで、顔は汗だくだった。
 アンコールもまたく手抜きなく弾いてくれてうれし
かった。
 やはり、最近聴いたピアノリサイタルの中では
ダントツの満足感を得られた。クリアな音と圧倒的な
ボリューム。ショパンの世界とリストの世界の弾き
分け。
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by nokogirisou | 2011-08-28 23:01 | 音楽
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