「うさぎドロップ」 観る

 松山ケンイチファンとしては、やはり劇場へと急ぐ。
ところが、夜のシネコン。人が少ない。お客は私を含めて
5名。5人のために上映してくれるのか。なんだかちょっと
さびしい。売店もひとつしかやっていない。
 けれども映画はおもしろかった。
 働く親への応援歌的なところもあり、「世界は愛であふれている」
というキャッチフレーズもちょっと甘いかなとも思ったが、
しかし、なかなかリアルに子育ての現状を描いている。子育て
しにく厳しい社会も描いている。そして観る者を引き込むスト
ーリーと役者たちの演技力がある。松山ケンイチと芦田愛菜の
演技は魅力的だった。
 子育ての現場には問題山積み、満載でとてもこの映画ひとつ
に収めきれない。しかもコミック原作の映画化だ。その中で
子どもを愛する、子どもとつながるという核心部をこうやって
表現するとはすごい。

 りんという、自分の祖父の隠し子をひきとり、しだいに本気
で関わり、周囲も巻き込みながら育てていく大吉。大吉の愛に
あふれるまなざしとしぐさにぐっときてしまう。
「親になるということは強くなることだと思っていたが
実際子どもを育ててみると、臆病になる」というようなことを
大吉が行っていたが、これは本当だと思う。たしかに図太くは
なる。けれどもひどく臆病にもなる。

 子どもが小さい時代はあっという間に終わる。
 どたばたじたばたの時間は過ぎてみれば短い。
 子どもの行動や言葉はすごい。そんなことを考えて
いたのかと驚いたり、怒ってしまったことを反省したり。
 
 やっぱり映画はいいですね。
[PR]
by nokogirisou | 2011-09-11 09:21 | 映画
<< 『ガンディー魂の言葉』浅井幹夫監修 blogを書き続けること >>