平成マシンガンズ 三並夏

遊佐幸枝さんが紹介してくれた作品。
現代のなまなましい中学生の内心を
書く。大人が書いているなら「なるほど
ね」と流せるのだが、当時彼女は15歳。
やはり中学生が書いていると知ると
どっきりなのだ。

朋美が不登校になって、学校に呼び出
され、カウンセリングを受けるシーン
は痛い。
妙にリアリティがある。
以下、本文最後のあたりから引用。


その程度の歪みは世の中にSOSを発信
できるほど大きなことではないから自分
で処理するしかなくてそれがまたはがゆい
のだろう。屈折というのは日常社会の風景
に結構馴染んで溶け込んでしまうものだ
から(中略)最近の子供ってわりと内向的
でプライド高いからあんまり悩みを人に相
談することってないからね。

終わり方が唐突なのだが、現代の中学性
のあやうい存在の仕方がぼーんと提示さ
れている感じだ。強がってもかっこつけて
ももやっぱりみんな愛を求めているのだろ
うなということが強く伝わってくる。
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by nokogirisou | 2011-10-15 11:43 | 本と図書館
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