読書指導ワークショップ

 新潟大学で行われている「読書指導ワークショップ」第二回に参加した。
参加者は小中高教員、ボランティア約30人。読書関係の勉強会はいつも
ダントツ女性の参加者が多い。男性参加者が少ないことをちょっと残念に
思う。しかし、さまざまな立場の方が一堂に会して読書指導について
勉強するのは、なかなか刺激的で楽しいものだった。
 いままでの価値観から解放されたり、他者の新鮮の見方に触れたり、
自分の駄目さを痛感したり、いくつになっても「学ぶ」のは楽しい。





 第1回目は「読書指導スタンダード」についての講義とリテラチャー
サークルの体験演習だった。

 今回は、まず前回に引き続きリテラチャーサークルを行った。
リテラチャーサークルでは、テーマを決めテーマにのっとった本を
複数選書し、本ごとに4~5人のグループに分かれる。そしてページ
を指定して一緒に読んでいく。その際に役割を決めて、読み終わった
あとには、役割に合わせてグループ内で発表し,話し合う。役割には
次のようなものがある。
コネクター、クエスチョナー、リテラシー・ルミナリー、イラスト
レーター、サマライザー、リサーチャー、ワードウィサード、
シーンセッター

私は『ユウキ』グループに所属。役割はコネクター(この本で読んだ
こととほかのことを結びつける)、クエスチョナー(読んだ範囲内か
ら疑問に思ったことを質問にする)イラストレーター(読んだ範囲内
のシーンをイメージしてイラストにする)ワード・ウィザード(範囲
内の中から印象的な言葉を抜き出す。)

 役割に分かれることで、多様な角度からの読みが出来、グループ内
での話し合いがもりあがる。役割のある読書会のようなものである。

 その後、著作権についての講義があった。これはなかなか厳しい。
きちんと勉強し、生徒たちにも伝えていかねばならないと思った。

 後半は『くまっていいにおい』(湯本香樹実)でアニマシオン。
作戦31「どうして?」を体験した。あらすじを確認したあとで
カードを配布し、それぞれが質問を読み上げ答えていく。
みなさんよく本を読んできていて作戦はもりあがって終了。
その後、「におい」や「悩みをきくこと」などを話題にして討論した。
 体験後は、『読書へのアニマシオン75の作戦』(柏書房)を読み
ながらアニマシオンについての講義があった。この本の読み方も
学習した。
 
 アニマシオンの話の後は、読書評価をどうしたらよいかというお話
と読書評価演習があった。
 読書指導があてどなく、個人任せでどうしたものかと悩んでいた私
にはヒントとなる講義だった。
 これまで、読書へ誘う指導や、読書課題は学校でおこなれてきたが
本の読み方指導や、ちゃんと子どもが本を読んだかどうかを確かめる
手段はなかった。読書評価とは、子どもたちに問題を解いてもらって
本を読んだか、内容を理解しているかどうかチェックするものである。
アメリカには「Accelerated Reader」というテストがあり読書力
を評価している学校がある。これはコンピュータで制御された10問の
問題を解くというものだ。これを日本でも応用できないだろうか。
 今回、私たちは演習で『くまっていいにおい』の読書確認テストを
作成した。こんなテストでいいのだろうかと迷うが、とりあえず読んで
こなければわからない情報と、この本の核心部を重ねながら問題を
4択で作っていった。

 こうして第2回ワークショップ終了。
 宿題をたくさん持ち帰ることになった。
 
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by nokogirisou | 2011-10-29 20:51 | 本と図書館
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