ベートーベン交響曲第9番

 子どものころから、プロ・アマどちらも合わせてずいぶん
とこの曲を聴いてきたのだが、いつも今ひとつぴんとこなか
かった。なんだか退屈だった。歓喜の歌にそれほど感動でき
なかった。それは演奏の問題でなく、私自身の耳と心のせい
だと思う。

 ところが、昨日NHKFMの「今日は一日朝比奈隆三昧」で
聞いたときは、ちょっと違った。
12月29日は朝比奈隆没後10年目の日だった。2001年
10月24日に大阪フィルの名古屋公演でチャイコフスキーの交
響曲第5番を振ったのが最後となり、公演直後入院し、12月
29日に亡くなったという。今日はその命日の特別番組で私が
聞いた第9は29日大阪ザ・シンフォニーホールから生中継の
大植英次指揮の大阪フィルの演奏だった。

交響曲第9番二短調 作品125 合唱つき ベートーベン作曲

 指揮:大植英次 ソプラノ:スザンネ・ベルンハート 
 アルト:カロリン・マズア テノール:トーマス・クーリー 
 バリトン:アンドレアス・バウアー 合唱:大阪フィルハー
 モニー合唱団、大阪音楽大学合唱団 演奏:大阪フィルハー
 モニー交響楽団

 とくに第4楽章の合唱がはじまるまでのオーケストラだけの
部分がなかなかすてきだった。そして独唱と合唱が加わると
まったく趣が変わって歓喜のムードが一気にたかまっていく。
どこがどうという構造は言葉でうまく説明できないのだが
最後まですとんと心に響く演奏だった。飽きることなく、最後
まで集中して聞くことができたということが驚きだった。

 
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by nokogirisou | 2011-12-29 23:02 | 音楽
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