「子どもの読書活動を考える国際シンポジウム」その1

 3月25日、THE GRAND HALLで開催された「子どもの
読書活動を考える国際シンポジウム」に参加してきた。
1つの収穫は、日頃はネット上でつがっている、アニマシオン
や、学校図書館関係の知人の多くに直接お会いできたことだ。
2つめの収穫は、アメリカ、フランス、ドイツの事例を伺うこ
とで、日本の読書教育の現状や国語教育のあり方を客観的に見
つめ直すことができたことだ。

 「読書」というと、日本では教養主義的な読書や、文芸書を
読む趣味的な読書をイメージされることが多いが、私たちは
もっと広い意味で使っている。「読書」は海外ではReading
と呼ばれ、さまざま場面で多様な対象の活字を読むことを指す。
今、なぜ「読書」が教育の現場で注目されているかというと
(実際の現場ではそんなに注目されていないのだが)やはり
読解力のなさが様々な教科の授業で支障をきたしていたり、そ
の後のキャリア形成や、人材育成の現場で悪影響を及ぼして
いたりするからのようだ。
 
 今日のキーワードは、スキル、モチベーション、コラボレー
ションだと受け取った。
 どこの国でも青少年の読書量、読書力の低下の問題は抱えて
いる。しかも楽しみとしての読書の時間もみな減っている。
 そして直接的な教員の教授(教員の介在)が読書の能力の
向上には欠かせないという研究結果が発表されていた。個人
にお任せ、ほったらかしではreadingの力はつかないのである。

 各国がそれぞれ青少年の読書に必要なスキル向上のための
プログラムを開発しており、取り組んでいる。そのようなプロ
グラムの実施にはモチベーションの維持が必須である。そして
日本では特に、司書と司書教諭、教諭のコラボ、そして生徒間
のコラボが重要になるのではないかと考えた。
 次号に続く。
[PR]
by nokogirisou | 2012-03-26 07:57 | 本と図書館
<< 「子どもの読書活動を考える国際... アニマシオンワークショップ2012春 >>