横坂源さんのチェロ

 ラ・フォル・ジュルネ新潟2012のもう一つの感動は横坂源さん
のチェロを聴けたこと。もう5年以上毎年横坂さんの演奏を聴き続
けている。毎年の成長がとても著しくて楽しみだ。彼の礼儀正しさと
音楽的な表現力の豊かさに好感を持つ。ドイツ留学してから力強さと
深みを感じる。だんだん男っぽくなっている。
 昨年は、ベートーベンのチェロソナタの演奏だったが今回は、オケ
との共演。
 313の公演はチャイコフスキーの「眠れる森の美女」と「弦楽
セレナードハ長調op.48の演奏もあったのだが、せっかくの「弦楽
セレナード」で楽章終了ごとに拍手する人がいて、ちょっと残念だっ
た。これは4楽章続けて聴いてこそすてきなのに。
 
 そして待ちにまった「ロココ風主題による変奏曲op.33」の演奏。
やはり生で聴くといい。CDで聴いていたときに見逃していたオケ
の音を今日たくさん発見。視覚ととともに音楽を楽しむ喜びを感じ
た。よくできた変奏曲なのだということを今更ながら実感。8つの
変奏曲それぞれの魅力を再確認。
 横坂さんのチェロは力強い。硬質な音とやわらかな深い音とが
絡み合い、心地よい。この曲がますます好きになった。
 アンコールは「鳥の歌」。カザルスを意識しているのだろうか。
 
 彼のチェロをもっと聴きたいという思いを抱いて会場をあとに
した。
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by nokogirisou | 2012-04-30 04:54 | 音楽
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