「怒りを遷さず」

  弓道部での時間が大事なものになっている。
  私自身、弓は引かないのだが。
  
  指導に来られるH先生が、「怒りを遷さず」という言葉を
  弓道場のホワイトボードに書き残して行かれた。
  論語の一節だ。愛弟子顔淵の姿勢である。
  
  「試合本番で、たとえ思うようにいかなくても決して
  人にあたり散らしたり、不機嫌になってはいけない」
  とH先生はいう。

  「もちろん、日常生活においても同様です」
  私の中で平板な一節だった論語のことばが、立体に
  なって、迫ってきた瞬間だった。
     
  それにしても、日常生活の中で自分のうまくいかないことを
  自分の疲れたことを、他人にぶつけ、不機嫌になることが
  いかに多いことか。

  
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by nokogirisou | 2013-06-12 01:51 | 日々のいろいろ
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