図書館から拓く子どもたちの未来

  7月29日(月)ほんぽーと新潟市中央図書館研修室を会場に
千葉県立印旛明誠高校学校司書の山中規子さんと、こちらの高校
で図書館ボランティアをしている子安伸枝さんをお招きした学校図
書館の研修会があり、参加してきた。

 テーマは「図書館から拓く子どもたちの未来」である。
 山中さんは本当に子どもたちの未来を考えて図書館利用指導を
行っている方だった。将来子どもたちが、どんな市町村、あるいは
世界各国のどんな都市で生活しようとも、小さな興味をもって図書
館を利用し、たくましく生き抜けるように日々、図書館運営を行って
おられる。生涯にわたって自分から資料に近づき、情報とうまくかか
わっていける社会人を育てようという意識をもっておられるのだった。

 お話は、印旛明誠高校の引っ越しにともなう、図書館移転の奮闘記
から始まり、海外の図書館という視点からみた日本の学校図書館の
現状と展望、フランスの学校図書館のドキュマンタリスト教員と指導
教官によるレポート作成の授業の報告、司書と司書教諭の連携と
分担の話に及んだ。

 印象に残っているのは、
「与えすぎるのではなく、求められる存在としての学校図書館を
めざしている」
「ほしいものを自分から求め、探そうという生徒を育てたい」
「学校図書館の専門職である司書や司書教諭はまず自分がヘビー
ユーザーとなって学校図書館の有効性を身をもって生徒に伝えて
いってほしい」という言葉である。
  
 子安さんの方からは、フランスをはじめとする海外の学校図書館
公共図書館のようすが報告された。国によって事情はさまざまだが
どの国も図書館の重要性については、共通の熱い思いを抱いて
いることがわかった。
 フランスの2教科横断のテーマによるレポート作成の授業は
大変興味深く、日本でもぜひ取り入れていきたいと感じた。

 
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by nokogirisou | 2013-07-30 01:10 | 本と図書館
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