『恋しくて』村上春樹編訳

  ときどき海外の小説を読みたくなる。
しかし気づくと手に取っているもののだいたいが、欧米の
小説だったりする。
 これは、村上春樹の編訳したラブストーリーのアンソロ
ジーだ。
 最後には村上自身の作による短編も入っている。
手頃な長さの、さまざまな恋愛模様を集めているところが
心憎い。しかも一話ごとに村上の評価による甘味度と苦味
度が星で示されている。おもしろい趣向だ。
 そして、どのストーリーも、甲乙つけがたい魅力的な
作品だった。恋愛そのものもさることながら、ここに描かれる
現代のアメリカの風物、そして各州による微妙な雰囲気の違
いが興味深かった。決して美男美女たちの恋愛ではない。
 恋愛の形は、物語の数だけあるのだとあらためて思う。
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by nokogirisou | 2013-11-17 01:16 | 本と図書館
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