『天翔る』村山由佳著 講談社

  「人の与えた名前から解き放たれて、駆ける。
  馬という名の束縛からも自由になって、駆ける。
  その自由すらも軽々とふりすてて、駆ける。
  ただ命の弾丸となって、駆ける。
  一瞬を永遠に変え、
  永遠を一瞬に凝縮し、
  駆ける。
  駆ける。


  天 翔る。」
 エピローグの最後にある、詩のような部分が
なぜここにあるのだろうとしばrく考えた。

 この本は、読み始めたら止まらずに一気に読めた。
乗馬についても、馬についても全くわからないのに
気にならずに本の世界に入れたことはありがたかった。

 馬にかかわって、回復し、成長し、変化しながら
再生の可能性を感じさせるく物語だ。一筋縄でいかない
ところ、群像とし て登場人物が描かれているところに
リアリティを感じた。
 さまざまな出来事が絡み合い、一つ一つがきれいに解決
していかないところもリアリティがある。
  来年は午年だ。年末に読むにふさわしい一冊か。
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by nokogirisou | 2013-12-27 01:14 | 本と図書館
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