クラリネットとチェンバロの出会い

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 りゅーとびあスタジオAで演奏会。笠原恒則さんのチェンバロと広橋綾子さんのクラリネット。楽器の組み合わせが意外だったが、なかなかよく合う。クラリネットが木管なのだということを痛感する、あたたかい音を体験した。りゅーとぴあのスタジオは音響がよく、額にクラリネットの音がひびく。チェンバロはピアノと同じ鍵盤楽器だが、弦をたたくのではなく、はじいているので、音がまるで異なる。
 プログラムは、前半が18世紀にクラリネットとチェンバロがすれ違った際の作品だった。シローリの「クラリネットと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調」ルフェーヴルの「クラリネットと通奏低音のためのソナタヘ長調」など知らない曲だが、なつかしい感じをうける。通奏低音というのは右手が即興だという。
 途中モーツァルトのクラリネットコンチェルトイ長調の第二楽章の演奏があり、ふくよかで安らぐ音色が印象深かった。

 プログラム後半は、トラヴェルソやヴァイオリンやヴィオラ.ダ.ガンバのパートをクラリネットが担当してバロック音楽をたっぷり味わえた。バッハ親子の作品はやはり、深く楽しめる。「G線上のアリア」を広橋さんは気持ちよくうたっていた。カール・フィリップ・エマニエル・バッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ
ト短調」は聴きごたえがあった。通奏低音とはことなり、チェンバロはクラリネットと対等で大活躍する。
チェンバロは、生き物のようにデリケートなのだという。演奏会前に30分以上かけて調律していたが、演奏会
途中でも調律していた。「商売道具だから」と笠原さんはとても楽器を大事にしていた。
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by nokogirisou | 2014-05-16 22:13
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