「桜桃忌の恋人」重松清

 桜桃忌が近づいてきた。さくらんぼの好きな私は太宰より桜桃か…。
重松清の短編集『日曜日の夕刊』に「桜桃忌の恋人」という作品がある。
これがけっこう笑えるお話で、好きである。
 「そんなわけで、オレは大学にはいった」ではじまる。広瀬はなんと国文科生。
国文科の名簿をつくったときに一冊も読んだこともない太宰のことを好きな作家
にあげてしまう。しかも太宰の宰の字を幸と間違えて書く始末。
 それが7歳年上の同じ国文科生の永原ゆかりとの出会いを呼ぶ。
この永原さんという彼女は強烈である。尋常でない太宰ファン。毎年太宰が
入水自殺を図った時期になると自分で死ぬことを考える…。
 広瀬はすっかり太宰にはまって、太宰の作品を読みまくる…。
  
 太宰の作品にはそれぞれの人にそれぞれの思いがあるようだ。
 
[PR]
by nokogirisou | 2005-06-11 04:27 | 本と図書館
<< 生き物との休日 「のだめカンタービレ」 >>