グローバル時代のアクティブラーニング

 玉川学園の第4回探究型学習研究会に参加してきた。
午前は9年生(中3)の「学びの技」商学部中学部
の「学びの技」12年生(高3)の理系現代文、
SSH、SGHの課題研究のポスターセッションの発表
を見学し、ワールドスタディーズの授業見学をした。

ワールドスタディーズは公民の選択授業で、日常的
にアクティブラーニングを実施しているようだった。
知識注入型一斉授業とは趣が異なる。学んだことは
ダイアリーとしてまとめて提出させている。授業では
英語と日本語が使われている。ファシリテーターの役
に徹していた。
グループディスカッションのあとに発表があり、さら
に課題が出されて「金魚鉢ディスカッション」という
方式で各自が課題に対する自分なりの意見を語っていた。
グループワークを体験することで、自分たちの偏見に
気づき、後半の課題解決ディスカッションに生かされて
いる。見学していてとても面白い授業だった。生徒たち
が少しも臆することなく堂々と意見を言い合っていて
発表に慣れていることがよくわかった。
 午後はDvid Selby先生の基調講演があり、その後
分科会に分かれた。
 私は、SSH学びの技「探究型学習の実践」に参加した。

「学びの技」とSSH、SGHの授業のしくみを理解
するのが難しかった。全体の学校教育の中で「学び
の技」や課題研究の授業がどういう位置づけなのか
外部の人間には理解が難しい。たくさんのプログラム、
たくさんの講師による講義、探究学習の指導をどの
ように組み立てられるのか、どうやってマネージメント
されているのか。
 教科指導のほかに探究型学習を全職員がするとなる
と職員研修も必要になる。そうやって共通理解を得て
いるのだろう。

 玉川学園のほかに、神奈川県立小田原高校、公文
国際学園中等部・高等部、立命館中学校・高等学校
の先生方が探究型学習の実践発表をされていた。
 苦労はいろいろあるのだろうが、グローバルリー
ダー育成のために、それぞれ努力されていることが
伝わってきた。さまざまな軋轢もあるようだ。
どの発表にも学校図書館との絡みの話が出てこなか
ったのが気になった。探究はどこで行われているの
だろうか。

 このままでは地方のふつうの公立高校は差をつけ
られてしまうだろう。
ふつうの地方の高校では教科横断的な授業が不足し
ている。探究学習の機会がない。校外講師の授業が
少ない。英語を使う機会が少ない。いろいろやって
も最終的に受験対応の授業に収束している。国公立
大学に何人合格させるかが、最重要課題になって
いるのだから。
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by nokogirisou | 2015-11-01 00:13 | 本と図書館
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