三島由紀夫 「憂国」

 19日の読売新聞、産経新聞で三島邸で「憂国」のフィルムが
発見されたと報じられた。私が知ったのは昨日。あわてて記事検索。
 「憂国」は28分ほどの三島自身が監督・主演をした映画だ。
ワーグナーの音楽で物語りが進行し二・二六事件がらみで中尉
が割腹する場面があるという。実際にこの映画を見たという方とお話
したのだが、とても陰鬱で28分苦しくなるような映画だそうだ。
 私が学生のころ、よく電柱にこの映画の上映会をするチラシが
貼ってあった。朝貼ってあるのに、夕方ははがされていたり、黒く
ぬられたりして、不気味な感じがしたものだ。
 



瑤子夫人は上映に反対でこの映画のプリントを回収し消却処分して
いたのだが、今回共同制作した藤井浩明プロデューサーがネガフィル
ムを発見したという。
 なんとこの作品は新潮の「決定版 三島由紀夫全集」の別巻として
DVD化されるという。ぜひ見てみたい。
 三島好きの知人によると増村保造監督、三島主演の「からっ風野郎」
はなかなかおもしろい作品だという。増村監督は三島と東大で同級。
三島が一番、増村が二番というコンビ。
 
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by nokogirisou | 2005-08-21 06:12 | 本と図書館
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