『17歳。モット自由にナレルハズ』小倉千加子


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  医学博士、心理カウンセラー、大学講師といそがしい小倉千加子が
17歳の人生相談を行う…という趣向なのだが、これがけっこう深い。
17歳なんて遠い昔(のようで、ついこの間のような錯覚に陥る)の私も
真剣に読んでしまった。
 特に印象深いのが第2章「人間関係がとにかくシンドイ」

「この『待つ』っていう本質は、女性のジェンダーの病です」
がーんときた。これまで「待つ」っていいことだ、必要なことだと思って
きたから。そうではなくて自分から動き出す、自分から声かけるが
大事なんだと。誘われるのを待っていてはだめで、どんどんこっちから
誘うのがよい…なるほど。





「人に心を開くっていうこと、人間関係の最大の課題は人に心を開く
ことだって、私は思うんですよ。だけど、みんな相手の開く度合いに
応じてしか開かないのよね。」
心を開くというのは不安なことである。相手を見て大丈夫かな…と
思って開いてみるところっと裏切られたり誤解されたりする。
安っぽく思われたりもする。
 でも、私は「あけっぴろげすぎ」と思われてもいいから、もったいぶらず
自己開示はしたいと思って生きている。
「『自立』するっていうのは、相手を監視しないで、受け止めてあげられる
人になることなんだと思う。」
これはその通りだなと思う。私自身受け止めてほしいと切に願いながら
生きているんだから、私自身も大切な人のことをそのまま受け止められる
器量をもちたい。
 人はなぜ生きるのか。「自分自身を知るため」だという。
 その自分自身を知るとは、「自分に対する誤解というのを解いて、真の
自己に到達する」ことなのだろう。自分の知らない自分、未知の領域という
のがいっぱいあるのだという。
 年とっても悩むことは17歳とあんまり違わないのかもしれない。
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by nokogirisou | 2005-09-08 02:54 | 本と図書館
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