ヴィヴァルディ 協奏曲集「四季」

 最近は「過激な」「疾走する」ヴィヴァルディが流行なのだそうだ。 
各章ににつけられたソネットを強調した「過激」な「新解釈」盤が主流
という。

 私は長いこと中学校1年生の音楽の鑑賞の時間に聴いた「四季」の
演奏が忘れられなくて、よせばよいのに、創作ダンスの音楽に使った
り演劇の音楽に使ったりしたものだ。「冬」が好きだった。
 最初に聴いたのがイ・ムジチ合奏団(フェリックス・アーヨ独奏)だった
ので、「四季」=イ・ムジチと長らく思っていたが、偶然聴いたピノック
指揮のイングリッシュコンサートの演奏も心地よく、気に入っていた。
でも、いつからか、「四季」が退屈に感じられるようになってしばらく聴い
ていなかった。

 



今回新潟にカルミニョーラとヴェニス・バロック・オーケストラ が来るの
で、気まぐれに遅ればせながら1977年録音のニコラウス・アーノンクール
指揮、ウィーン・コンツェント・ムジクスの演奏を聴いてみた。
 これが、「なに?」という代物でびっくりしたのだが、あとで人に聴いたり
調べたりしたところ、LPで日本に初登場したときには騒然となったのだ
そうだ。「バロックというより表現主義」といわれたらしい。
 チェンバロの音がしないなと思ったら、「秋」以外通奏低音は小型オルガン
だった。この演奏、ソネットに沿ったというか、ソネットの言葉を音楽で表現し
たソネットを強調した「過激」な「新解釈」盤のさきがけだったのだ。
 初めはどうにもなじまなかったアーノンクールだが、何度も聴いていると
悪くないと思ってしまうのだから、私もいいかげんなものである。

 さて、アルミニョーラの演奏はいかに。
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by nokogirisou | 2005-09-15 05:52 | 音楽
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