「耳をすませば」のもんだい

「耳をすませば」はジブリ作品の中で、特に好きな作品の一つ。
あそこに出てくる町、モデルとなった聖蹟桜ヶ丘が好き。
「カントリー・ロード」が好き。ねこがすき。ヴァイオリンが好き。
図書館が好き。
 自分が中学3年生の頃があんなに輝いていられただろうか。

 けれども、あの作品は大きな問題を持っている。
月島雫が天沢聖司を知るのは、ニューアーク式のブックカード
だからである。雫の借りる図書館の本のブックカードにはいつも
同じ名前がある。どんな人だろうと想像するところから2人の出会
いははじまる。
 同じような設定はドリカムの「めがねごしの空」にもあったような。
 私自身、借りようと思った本に入っていたカードにとてもきちんと
した字で書いてある名前にどきどきした。いったいどんな人だろうと
思いをはせた。
 けれども今は利用者のプライバシーを守ることがとても重要に
なっている。「図書館の自由に関する宣言」にも「図書館は利用者の
秘密を守る」という項目がある。いまどき、ブックカードに名前を残す
貸し出し式は行っていない。
 図書館員の方たちは、この作品を見るたびにいやな思いをするのだ
という。それが疵となってしまっていることがとても残念だ。
 

 
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by nokogirisou | 2005-09-19 05:27 | 音楽
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