「チョコレート工場の秘密」ロアルト・ダール

 
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 ロアルト・ダール原作の『チョコレート工場の秘密』が柳瀬尚紀の新しい訳
とクェンティン・ブレイクの新しいイラストで評論社から出版された。
前の本は田村隆一の翻訳で、それはそれでとてもよかった。田村の
日本語はとてもいい。私は好きだ。(イラストはちょっと生々しいのだが)
今回は装丁もすっきりすてきになり、かわいい本として登場した。
ちょうど映画も公開になったので「チャーリーとチョコレート工場」を見に行く。
(敬老の日の映画館は殺人的な混み方で、結局3時間待つことに)
 この映画の日本語吹き替え版は、旧訳によっていて、私には馴染みやすいものだった。
名前が違うのだ。たとえばウンパッパ・ルンパッパ人でなくウンパールンパーとか。

 ウォンカ氏をダニー・デップが演じていた。彼は「ショコラ」でルー役だった。
チョコレートに似合うキャラクターなのかもしれない。
 子どもぽさと傷つきやすい心と狂気と、ひらめきをうまく表現していたかもしれない。

 とにかくあのチョコレート工場の内部をあんな風に映像ですばらしく再現してくれた
のはうれしい。黄金切符を手に入れた子どもたちのようにわくわくする。
 ストーリーは、やはりちょっと変えられていて、おしまいがちょっと教訓っぽいというか
…ステレオタイプというか…。多くの子どもたちが見ることを考えると、これでよかったのか
悪かったのか…。
 児童文学を映画化するのはけっこう難しいのかもしれない。
 しかし、映画は映画の解釈と大サービスとスリルがあってこそ楽しい。
 十分楽しめて(館内チョコレートの香りが漂っていたし)満足して帰ってきた。
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by nokogirisou | 2005-09-20 04:35 | 本と図書館
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