『読む力は生きる力』脇明子著 岩波書店

 
 私たちはなぜ子どもたちに「本を読むようになってほしい」と願うのか。
それは直感的に「子どもたちが、この困難な世の中でなんとかうまく
育っていくのに、本を読むことが大きな助けになると、直感的にわかって
いるからでは」ないのかと著者は書く。
 本なんか読まずに立派にそだってきた昔の子どもたちには、生きていく
のに役立つ生活文化に支えられてきたが、今の子どもたちいろいろな大人
たちに身近に接する機会そのものがない。子どもたち自身大人の生活に
興味を持っていない。私たちは意識的に子どもたちに伝え、受け継いでいく
必要があるのだそうだ。
 しかし本を苦手とする人は多い。
どんなに子ども時代にお話や読み聞かせをやってもらった子どもでも
ある時になると、自分で読まなくなってしまう場合がある。いわゆる「読解力」
があっても、一冊まるごと本を読み切れない子どももいる。
 私自身、長編が読めない時代があったし、読書に集中できなくて悩んだ時期
がある。だから「○○すれば本を読めるようになる」というたういのハウツーは
ほしいけれど、あったところで信じられない。 
 
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by nokogirisou | 2005-10-27 04:05 | 本と図書館
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