「B2UNIT」 坂本龍一

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 rannさんが絶賛していたような記憶がある。アルバムデザインに惹かれて聴く。
ある意味とても保守的なゆるみ系の対極にあるのがこの初期の実験的な
「B2UNIT」かなと思う。
 
 1980年9月21日アルファレコード発売。25年も前の作品とは思えぬ。ある種
の音楽は古くならない。私が坂本龍一を聴いたのは「音楽図鑑」「未来派野郎」
の頃だ。
YMOはとてもポピュラーであったが、ソロアルバムの方は私にとって難解だった。
敬愛していた先輩の影響で、わからぬままかじっていた。
 昨年「CHAZM」を聴いたときは、抵抗なくとてもよかった。その感じを思いだし
ながら聴いた。
 
「Differencia 」
 ドラムの刻む不思議なリズムの中から妖しいシンセサイザーの音。
「異化」という意味のタイトル。異界の玄関に入ったような感覚。
「Thatness And Thereness」
一番、気に入っている。坂本龍一のヴォーカル曲。しずかにささやくように
音楽にのる。歌詞がおもしろい。
残っている光景を基に作られた。バッキングが6/8拍子と3/4拍子のポリリズムされている。
「E-3A」
曲名はアメリカの偵察用ヘリコプターの名に由来するというのがおもしろく。
「Riot In Lagos」
これもまた印象に深い曲。当時、ナイジェリアの都市ラゴスで実際にあった暴動に
影響されて作られたらしい。「/04」ではピアノの多重録音で再演されていた。

「The End Of Europe」
「西洋の終焉」を意味するという。シェーンベルクとマーラーがモチーフという。
私自身はあまりそれを感じられなかったが、近づく音と離れていく音があって
不安をかきたてる。
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by nokogirisou | 2005-11-18 03:57 | 音楽
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