多読家たち

 今年職場で席を近くしている女性たちの「本好き」には圧倒されている。
少女漫画から、ファンタジーの数々、そして日本の名作、最近の小説の
数々。よく読んでいる。夜、寝る間を惜しんで楽しんで読んできたらしい。
まるで、高校生のようだ…と思ったが、最近の高校生はそんなことはしな
いか…。とにかく彼女たちの知識の多さとパワーには圧倒されている。
「○○とか△△って何?」と一言発すると即座に
「ああ、それは『下妻物語』の中にでてくる登場人物の名前で△△はその
中に出てくるブランド名ですよ」
と返ってくる。
 岸本葉子『本だからできること』というエッセイの中に、とにかく本好きの
アラカワさんという同級生が出てくる。寝食忘れて本の世界に没頭する
少女だ。岸本さんは「あっぱれ」と思って彼女を眺めている。最近もこんな
読書少女はいるのだろうか…。
 うちの職場の女性たちはかつて明るい読書少女だったのだろうな。
 



宮部みゆきの名前が出れば、もう止まらない。小説談義が
始まる。重松のどの作品が一番泣けるだの、石田衣良の小説の面白さ
だの、語る語る…。かしがましいくらいだ。
彼女たちの根底には、少女漫画が共通ベースとしてあることを感じる。
とにかく読んできたコミックの量が半端ではない。私はついていけないのだ
がわんわん、懐かしがって語り合っている。コミックで多読の体力をつけた
と言っていた。
この世には、自分の知らない作家、読んだことのない小説が山のように
たくさん存在することを知って圧倒される。私の読書って何なのだろう…と
貧弱さを痛感。
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by nokogirisou | 2006-01-12 23:22 | 本と図書館
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