クララ・シューマンとブラームス

 実はブラームスがずっと好きである。そのブラームスとクララ・シューマンとの
関係に誤解を抱いていたことを、昨日の朝日新聞「be」を読んで気付いた。私は
ブラームスはクララのことを思い、献身的に尽くしていたが、その恋は実らなかっ
たので生涯独身を通したのだと思っていたのだ。
 ところがそうでなかった。
 事実として確認できるのは、2人は離れてくらしていても800通以上の手紙
を交換しあっていたということ。
 ブラームスがクララに恋したのは事実らしい。しかしクララの気持ちはわからな
い。そして、シューマンが精神を病み亡くなった後、23歳のブラームスが37歳
のクララと残された子どもたちを支えたが結婚はしなかった。
 今回知ったことは…




1)まずクララが恋したのは、シューマンの友人で4歳年下のテオドール・
 キルヒナーだったということ。クララは彼に金のペンを贈り「わが愛する人よ」という
 書き出して手紙を送っている。けれども金使いの荒いキルヒナーに愛想をつか
 したという。
2)ブラームス自身も実は恋多き男であったらしい。実際に多くの女性に懸想して
 いたようだ。しかし、とても長期間にわたってクララと親しい関係を結んでいる。
3)ブラームスとクララの間にあったのは、燃えさかるような恋愛感情ではなかった
 ようだ。途中2人が絶交しそうになったこともあったようだが、結局もとにもどった
 ことも確認されている。記事には「恋愛を超越した深い愛」と書かれていた。
4)二人を結びつけていたのは、最後まで音楽であったこと。
 ブラームスは作曲するとまずクララに見せ批評を聞いたという。ある意味クララ
 に依存していたのだ。
 
 それにしても男女の間の、ただの恋愛関係以上の信頼関係、長きにわたる親しい
関係というのはいいものだと思う。
 
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by nokogirisou | 2006-01-15 14:50 | 音楽
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