映画「博士の愛した数式」小泉堯史監督

 映画をたくさん見たいと思っている。でも実際に劇場で見られる
作品はわずか。
 この作品は、どうしても見たくて見たくてやっと時間を作って見る
ことができた。
 原作のイメージとは違うなと思っていた寺尾聰が、思いの外いい
味を出していて魅力的な博士を演じていた。深津絵里の表情もとても
すなおでよい。一生懸命けなげに働く姿がとても美しかった。
 狂言回しの吉岡秀隆が数学を語るとき、とても不器用であたたかくて
たまらない気持ちになった。吉岡が演じるのは、成人したルートである。
彼は中学校の数学教師となって、自分と母と博士の物語を語っていく。
 原作の静かで、緻密な時間がほんとうにうまく再現されていてよい
映画だと思った。数式が本当に美しく思えた。これは本を読んでいたとき
には感じられなかったこと。
e(πi)+1=0
「時は流れず」
最後のウィリアム・ブレイクの詩がとても気になった。これから探そうと思う。
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by nokogirisou | 2006-02-19 19:36 | 映画
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