ユキオプレイズヨコヤマ

 
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 横山幸雄のピアノがどうしても聴きたくて彼のセルフコンポーズのピアノ
作品集を購入してしまう。
 演奏会から帰って、もっとその人の演奏を聴きたいという衝動に駆られた
のは昨年秋のカルミニューラ以来か。



諸井誠は「天才音楽家たちの見事なサウンド集」「現代のピアノリサイ
タルそのものの標本」とやや厳しく評しているが、私は見事な「本歌取り
の作品集」だと思った。さまざまな作曲家たちの様式や音が確かに聞こ
えてくるのだが、全体として、やはり横山幸雄の世界になっていると私は
感じた。横山自身も「バッハから20世紀前半までの調性と和声機能を残
していた作品以上の作曲技法上の目新しさはない」と言っている。しかし
ここには、横山の個性があふれている。とにかく甘すぎず、飽きさせず、
聴いていて心地よい。かなりの難曲に聞こえる。録音は2001年末。
 もっとも気に入り、とりわけ印象深いのは、ノスタルジアーファンタジー
ーである。同時多発テロが起こった頃に書き始めた曲だという。

曲目は次のとおり。

(1)ノスタルジア ーファンタジー
(2)祈りのバラード
  2つの即興的小品~
(3)第1曲 遠くただよう鐘の音は
(4)  第2曲 喜びのエチュード
(5)希望の光は東方より  -主題16との変奏-
(6)アヴェ・マリア ーバッハ=グノーの主題による即興ー
  最後の曲は、7月20日のコンサートで聴いた。あのときの演奏の方が
  このアルバムの演奏より進化しているように感じる。
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by nokogirisou | 2006-07-23 05:16 | 音楽
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