名曲リサイタル 藤原由紀乃

今日のFM「名曲リサイタル」に藤原由紀乃が出演していました。声のわかわかさに
びっくりしてしまいました。彼女は1966年生まれ。9歳から単身でミュンヘンに渡り、
シュタードラー先生のもとで内弟子となってピアノを学んだそうです。日本が恋しくて
親が恋しくてたまらないこともあったそうです。クリスマスプレゼントは母からの電話。
国際電話は年に一度だけでした。それ以外は手紙だけのやりとりでした。
 しかし彼女とシュタードラー先生との絆が深いことはよくわかりました。
 なぜ彼女はドイツに渡ったのか。それは「魂の耳で奏でる」ベアタ・ツィーグラー奏法
を学ぶためだったそうです。彼女の師であるアンナ・シュタードゥラー先生はツィーグラー
の高弟だったのです。
  
彼女はいい音楽演奏のためにはまず第一に自分の心を磨かないといけないと考え
います。彼女の言葉、彼女の話し方からそれはひしひしと伝わってきました。
 本日の演奏は3曲
1)J.S.バッハ
半音階的幻想曲とフーガ ニ単調 BWV903
2)F.リスト
グランド・パガニーニ・エチュード 第3番 
「ラ・カンパネラ」
3)J.ブラームス
パガニーニの主題による変奏曲 イ短調
作品35 第1巻

 横山幸雄の世界にしばらく浸っていた私には、まったく新鮮な演奏でした。
人によって、こんなにも響きが違うのかと思いました。テンポも音も個性的
に思われました。単にフランス的なものとドイツ的なものの違いだと割り切れ
ない深いものを感じました。
ピアノは当たり前ですが、うまい下手の世界ではありません。
この楽器の表現の豊かさに改めて驚くとともに、ひとひとりの人間の表現力
の違いに驚かされるのです。音楽っておもしろいなとしみじみ感じました。
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by nokogirisou | 2006-09-02 22:35 | 音楽
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