村上春樹 オコナー国際短編賞受賞

 村上春樹と言えば、先日カフカ賞を受賞したことが記憶に
新しいのですが、また文学賞をとりました。
 オコナーといったらフラナリー・オコナーかと思ったら
アイルランドの短編作家フランク・オコナーなのだそうです。
 受賞作品は『ブラインドウィドー、スリーピングウーマン』。
邦題は『めくらやなぎと眠る女』。
 25の新旧の村上短編を集めてイギリスで出版した短編集
だそうです。
 村上春樹の作品を、ここしばらく読んでいなかったなという
ことを想い出しました。ちょうど、読みたいなと思い始めていた
ので、再読しようかなと思っています。私が繰り返し読みたいと
思う現代作家は、そう多くない。
 村上短編の魅力は細部の描かれ方だと私は思っています。
細部を読んでいるときの快感。少しも先を急いだり、すっとばしたり
する必要を感じることなく、じっくり楽しめる細部。具体的で細かい
のに、冗長でない。不要だと感じさせない不思議な魅力…。
 永遠の「男の子」の彼も、もう57歳だそうです。ちっともそういう
年を感じさせないところが村上らしさでしょうか。もちろん彼は授
賞式に参加しなかったそうです。
 
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by nokogirisou | 2006-09-25 22:30 | 本と図書館
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