『アーモンド入りチョコレートのワルツ』森絵都

 
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 音楽をテーマにした短編集です。
 シューマンの「子どもの情景」とバッハの「ゴルドベルク変奏曲」とサティの
「童話音楽の献立表」をテーマにした3つの物語が入っています。
 3つとも中学生が主人公です。

 「ぼく」がいとこと過ごす夏の別荘で毎晩聴かされる「子どもの領分」

 不眠症の「ぼく」が旧校舎の音楽室で出会ったなぞの少女がが引いた
「ゴルドベルク変奏曲」(その少女はなんと虚言癖があるのだが…)

 洋館にひとり暮らしのピアノの絹子先生のところにサティそっくりの
作曲家がころがりこんでくる。レッスンの後には「わたし」と君絵と
絹子先生とサティのおじさんとのワルツタイムがやってくる。

 音楽が聞こえてくるような小説ではなく
 音楽が小道具になっている小説ですが、中学生の心理をみずみずしく
描いているかな。
 私が好きなのは2つめの作品『彼女のアリア』です。
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by nokogirisou | 2006-11-15 04:44 | 本と図書館
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