東京の桜

  3月31日、東京に研修に出かけた。行きの新幹線の中からみた東京の
桜が満開だった。もう盛りはすぎているのかもしれないが、桜だけが浮き上がって
見えた。いかにも日本的な春の景色。新潟ではまだまだ先だ。新潟は一斉に春の
花が咲くので、桜とモクレンとレンギョウが同時に見られる。
 朝から夕方までみっちりに研修なので、カメラを持ってこなかったことが悔やまれる。
 研修の内容は、期待はずれの部分、期待以上の部分いろいろ。たった一日
で何かが身に付くはずはなく、あとは日常のドタバタの中でどこまで忘れない
でいられるか…というところ。期待せず諦めず。

 



 夕方は、古なじみの知人にお会いした。久しぶりにお会いするのだが、私には
「久しぶり」の感じがまったくなかった。空白感がないというのはどういうことなの
だろう?最もこういう感じ方は、私の側の一方的な感じ方なのかもしれない。
 前に会ったときの話の続きのような気もするし、昨日、おととい会って話していたか
のような普通の会話。古なじみということは、もう沢山その人の前では恥をかきまくっ
ているということだ。今更かっこつける必要もなく、私はとても気楽であった。
 うれしかったのは、コーノのドリッパーとペーパーフィルターをプレゼントしてもらった
こと。私がコーノの円錐型のドリッパーに興味を持っていたことを察知されていた。
その方は「せっかく」とか「わざわざ」ということを思わないし、言わない人だ。私は何
気なくそういう言葉を冠詞のようにつけてしまう癖があるのだが、ときどきさらりと指摘
されてどっきりする。「せっかく」「わざわざ」などと意識することなく、人のサービスを
受けたいし、自分も自然に人にサービスしたいものだと思う。
 まあ、それはさておき、飲み屋さんというのは、こんなのにも楽しく、おいしく、豊かな
空間であったかと東京にくるたびに認識する。新潟では、ふと気がつくと居酒屋にふら
っと行くことがあまりなかった。宴会は自分たちの集団で自己完結してしまっている。
しかし、カウンター越しにお店の方と会話したり、他のお客さんと話したりして違和感が
ないというのは楽しいものだ。メニューには、食べてみたいものばかり並んでいる。素材
が気取っていなくて、組み合わせの妙があった。
 こういう時間と空間があるのだということがとても満足に感じられた。
 ゆっくりしていたいところだったが、31日中に新潟に戻るために駅に急いだ。
 上野の桜は明日までもちそうだった。
 
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by nokogirisou | 2007-04-01 01:07 | 日々のいろいろ
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