『書店風雲録』田口久美子

 
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 池袋は大好きな書店街である。
リブロブックセンターとジュンク堂と旭屋には今でも足を運ぶ。
 田口久美子さんは、リブロの店長を経て、現在はジュンク堂
池袋本店の副店長をやっている方だ。
 田口さんがいなくなってからのリブロの変貌は、すぐに感じた。
当時、私は田口さんの存在は知らなかったのだが、「あれ、何か
変わった」と思った。あとで聞いたら、リブロの店長が替わったの
だと聞いた。なぜジュンクに?これが私の疑問であった。
 書店の裏側には興味があったので、『書店風雲録』を読んでみ
ることにした。
 ここに流れるのは時代の雰囲気だ。出版は時代の影響をとても
受けている。懐かしい書名や著者名が出てくると、その当時の生活
を想い出す。そして描かれるのは戦いである。書店と書店がしのぎ
けずっている。商売の世界。商売にうとい私には、流れについていけ
ないところもあったが、いやあ、モノを売っていくって大変ですねえ。
 リブロの時代を田口さんは生き、リブロの時代の終焉とともにジュンク
の時代をジュンクで生きている。彼女は、やはり過去をどっぷり引きずり
ながら、しかし前をしっかり向いて、今の書店のあり方を探っている。
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by nokogirisou | 2007-05-30 22:36 | 日々のいろいろ
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