『シズコさん』

 月刊の『波』を楽しみにしている。新潮社の新刊紹介のPR誌なの
だが、そこに連載されている佐野洋子の「シズコさん」がとても好き
なのだ。シズコさんとは、佐野洋子のお母さんのお名前である。
佐野洋子のお母さんは、なんでもよくできるおかあさんだっという。
家事は万能、だけど、子どもを囲い込むようなところがあり、佐野
洋子自身はお母さんのことが好きではなないという。そのお母さん
も今は認知症となり、佐野さんがひきとっておられる。
 今日、月に一度のペースで会う仲間の間でこの『シズコさん』の
ことが話題になった。
「私、佐野さんの気持ちがよくわかるわ」
「うんうん、私も母が嫌いなのよね。いまだに子ども扱いして」
「うちの母も掃除洗濯、料理が完璧で私にいちいち指示してくるの
よね、もううるさいのなんの」
「グレートマザーなのよね。支配してくる」
などと意気投合してしまった。母親と娘というのはどこでもけっこう
難しいものらしい。みんなそうなのだ。そこに黒一点であったOさんが
「いや男にとっても母親の存在は、わずらわしいです。口うるさくて。
見守ってくれる母親ではないんです。」
と一言。
 とにかく母親というのは、そういう傾向があるらしい。悲しい存在だ。

  
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by nokogirisou | 2007-06-11 01:47 | 本と図書館
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