小説とテレビドラマと

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 『真鶴』を読みながら、考えたこと。ドラマや、映画では
複雑な人間模様や心の動きは、ある程度省略して描くしか
ない。そのせいで、テレビドラマに描かれる人間関係は、
わかりやすい。すっきりしている。後味もまあまあよい。
 小説はそうでない場合も多い。一筋縄でいかない人と人
の絡み合いをかなりリアルに描く。それは決してわかりやす
いものではない。ときには理屈にあっていなかったり、わけ
がわからなかったりする。でもそれがほんとう…ということ
がある。人間は多面体なのだ。そういうところに私は小説の
力を感じる。映像では描ききれない人間を書くことができる。
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by nokogirisou | 2007-07-23 21:54 | 日々のいろいろ
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