『女性の品格』坂東真理子 PHP新書

 各地でベストセラーだという。行きつけの小さな町の本屋さんの
レジのところに並んでいたので、思わず一冊買ってしまった。
 買ってから、しまったと思った。
 これが新書だろうか?『国家の品格』とはまったく趣がことなっている。
雑誌に特集されているようなマナー・作法と女性の生き方指南書である。
それも、説教臭さが鼻につく。書かれていることにはあたらしみがない。
年長者によるハウツーものとでも言おうか。この本が売れているという
ことに私は驚きを覚える。
 品格を求めている女性が沢山いるということか。女性に品格をもとめる
男性が沢山いるということか。
もちろん、筆者は立派な方なのだ。東大卒業後総理府に入省し、男中心
社会を生き抜き、活躍され、男女共同参画に関わり、今は昭和女子大の
学長までされているという。
 なぜこんなに不満なのだろうか。この本に奥行きがないからだろう。
結局一面的な書き方だからなのだ。
「私ならこうします」と善行をおしつけられると、私は引いてしまう。
 
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by nokogirisou | 2007-07-28 21:45 | 本と図書館
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