『非常識力』中村文昭著 PHP

  著者の中村さんは、リビングカフェ・クロフネという三重県のレストランの経営者で、
ウエディング事業を展開する傍ら、講演、執筆活動をされている。
  なんでこの本を読もうと思ったかというと、中村さんご自身にお会いしてその話に
えらく感銘を受けたからである。2時間におよぶ講演会だったが時間があっという間
に感じられた。これまで私が聞いてきた、講演とはひと味違っていた。しかしその話
の多彩さと、おもしろさと、パワーに圧倒されまくった。なんで圧倒されたかというと
とてもシンプルで人間らしくてかっこよかったからだ。「人のため」「世の中のため」
という台詞が嘘っぽくなく、迫って聞こえたのは初めてのような気がする。これまで
世の中のために動き回るなんていうことがなんだか気恥ずかしく思われたのだが、
とんでもない。どうせ生きるなら、自分にほこりを持って、そして楽しく行きたい。
 すでに中村さんは、新潟で何度か講演にこられているらしく、おっかけのような方も
みえていた。中村さんは、作務衣で登場。それを脱ぐと金魚屋のおっちゃんのようで
ある。手縫いのバッグには「マイ箸」と扇子をいれている。富士山から帰ってこられた
ばかりだという。その富士山、子どもたちと両足義足の島袋勉さんといっしょに登って来
られたというではないか!
 そして、お話は三重県の山奥での少年時代のことから、高校で単身上京し、防衛庁
に自転車でつっこみ、お回りさんと仲良くなって、やきとり屋で田端さんという人生の師
匠に出会ったことに及ぶ。この田端さんとの出会いが中村さんのスイッチを入れた!
「なんのために東京にきたのか」
田端さんは人生とは何か、考えるとは何か、こんこんと中村さんに語ったという。
 それからの中村さんの人生はこれまたすごいのだ…。

 それで私は、夜の書店に駆け込んで、この本を見つけた。中村さんの4冊目の本。
近著である。そして一気に読み上げた。
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by nokogirisou | 2007-08-11 18:43 | 本と図書館
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