声を失う

  風邪をひき、声の出ない苦しみをここに書いたのは記憶に新しい。
もう、こんな思いはしたくないと思って、イソジンで毎日うがいをし、注意
していたのだが、私はまた喉をいためてしまった。
 ちょうど、仕事の山が終わりかけたころだった。ちょっと気持ちがゆるんだ
のだろう。その隙に喉の風邪がやってきた。
 今度は、となりの席の職場先輩の風邪がうつったようだ。となりの彼女が
咳を始め、具合が悪いと言った翌々日から私にも症状が出始めた。
以来私はずっとマスクが離せない。
 ところが、いつもの風邪では終わらなかった。薬を飲んでも飲んでも、
咳がとまらない。むしろひどくなる一方なのだ。とにかく激しい咳が発作の
ようにやってくる。ちょっと気温が変わったり、魚をやくけむりを吸ったり、タバコ
の匂いがしたり、空気の環境のわずかな変化を私の喉はとらえる。来たなと
思うと激しい咳に襲われる。その間は、しゃべれない、考えられない。とにかく
苦しい。息ができない。涙が出て、鼻水が出て、胸をかきむしる。とても人に見せ
られない姿である。ひたすら耐えている。喉が自分のものでないような違和感。
こういう時にに話しかけるのはやめてほしいのだが、みんないろいろ尋ねるので
ある。
「ちゃんと薬飲んでいるの?」
「どこが悪いの?」
くらいならまだよいのだが
「ねえ○○の書類、もう出した?」
「ちょっと教えて、△△の締切いつだっけ?」
には参る。こたえられませーん。声がでません。
 こうして、もう10日以上マスクを離せない。吸入も続けているがいっこうに
咳の発作はおさまらない。夜の苦しみはどう表現したらよいのだろか。
 けれども仕事の締切はどんどん来るし、寝ているわけにもいかないので
ある。悪循環の悪循環。
 こうしてブログを書くことができるようになったということは、それでもだいぶよくなった
ということだろうか?
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by nokogirisou | 2007-12-23 21:35 | 日々のいろいろ
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