ベートーベン その1

 私にとってベートーベンはずっと気むずかしいおじさんだった。
ピアノを習っていたころ、ベートーベンの曲は好きになれなかった。
楽しくない。単調な感じがすると思いこんでいた。本当にながいこと、
ベートーベンのピアノ曲は退屈だと思ってきた。
 しかし人の好みは変わるものである。
 たまたまFMで聴いた「月光」ソナタが心地よかった。「のだめ」のお蔭
で、ベートーベンの交響曲のイメージもよくなっていた。落ち着いて聴い
てみたいという気分になった。最近ますますベートーベンに対する興味
が湧いてきて、まとめてピアノソナタを聴きたいと思った。ベートーベン
のソナタは多くのピアニストが弾いている。いろいろ聞き比べてみたい
と思った。
 まず最初に選んだのは、ポリーニだった。
 力づくでなく、テクニックだけでなく、感情だけでなく、哲学だけでなく
弾くベートーベンが聴きたかった。まだ他のピアニストと聞き比べたわけ
ではないので、なんとも言えないのだが、誠実でスタンダードなベートー
ベンに聞こえた。でも本当のところはわからない。私はいつも印象で聴い
てしまうので、もっと分析的に聴きたいと思う。それには沢山聴くことと
比較して聴くことが必要かなと思っている。

 
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by nokogirisou | 2008-01-17 21:56 | 音楽
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