『年収10倍アップ勉強法』勝間和代

 私がこの著者を知ったのは、朝日新聞土曜版「be」の「メンターにきけ」
である。その回答の仕方がなかなかスマートだったので記憶に残っていた。
前回、『効率が10倍アップする新・知的生産術』を読んで、その中に何度も
この本がでてきたので、読んでみることにした。
 勉強をする5つのこつは、その通りだと思う。世の受験生たちに伝えたい
くらいだ。
 ・基礎を最初に徹底的に学ぶ
 ・先達から、勉強の仕方をしっかり聞く
 ・学ぶ対象の基本思想を理解する
 ・学んだことを自分のことばでアウトプットしてみる
 ・勉強をわくわく楽しむ
 また具体的に勉強を無理なく、継続して続ける実戦的方法が書いてある点
には興味を持った。これは自分の参考になるというより、一人の人間の生き方
に対する興味に近い。東京で経済評論家として活躍し、三人の子育てをしてい
る女性がどのように自分に投資し効率よく、学んでいるか。
 具体的に彼女の先述が説明されている点から、彼女の誠実さを感じる。
しかしどうしても疑問に感じてしまうのは、「自分が幸せになるために勉強しよう」
というフレーズである。こんなに安易に「幸せ」という語を使っていいのかということ。
彼女の論理はとてもシンプル。「勉強をしたほうが、年収アップにつながる
確率が上がり、お金があったほうが、本人も精神的に落ち着きますし、家庭内
の不和も少なくなります。」
 しかし、こんなにわかりやすく、明確に勉強し続け、効率と年収アップを求める
ことが幸せになることなのだろうか。これだけが幸せに限定されたり、幸せへの
近道として集約されてしまうとしたら、息苦しい。と思うのは私だけだろうか。
世の中ビジネスなんだな…。
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by nokogirisou | 2008-02-23 22:57 | 本と図書館
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