フェニックスコンサート

 新潟県民会館40周年記念事業のフェニックスコンサートに行ってきた。
3時開演の自由席の演奏会なので2時に県民会館に行った。するともう
長蛇の列ができていた。コンサートが終わったときには6時近く。
4時間県民会館にいたことになる。
 出演者は新潟県出身の若手演奏家たち。
ヴァイオリンの奥村愛 フルートの小山裕幾 チェロの横坂源
テノールの笛田博昭 ソプラノの鈴木愛美。
 それぞれ個性的で魅力的だったが、圧巻だったのは横坂のチェロと
テノールの笛田だ。
 横坂は選曲もよく、それぞれの曲の特徴をつかんで歌い分けていた。
弓と弦の摩擦で、火花が散るように弓埃が舞うのが見えた。
ショパンの「序奏と華麗なるポロネーズ」は陶酔できた。カサドの「無伴奏
チェロ組曲」はなかなかおもしろい曲で聴き応えがあった。2楽章が印象的。
おなじみのサン・サーンスの「白鳥」では楽しませてくれ、ポッパーの「妖精の
踊り」はすばらしい技巧を見せてくれた。
 汗だくな様子がよくわかった。細身で少年の面持ちを残す横坂だが、彼の
チェロは力強く、音色はつやがあり、私はすっかりファンになった。
 笛田の声量はすばらしく、空気にびんびんと響いてくる歌声で、圧倒された。
毎回ブラボーの声が飛ぶ。本当に楽しそうに気持ちよさそうに歌う。
「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」はもう圧巻だった。
レオンカヴァッロの「道化師」の中の「衣装を着ろ」はカニオになりきって笑ったり
泣いたり、なかなかの役者ぶりをみせてくれた。
 最後のヴェルディ「椿姫」の有名な「乾杯の歌」は盛り上がった。
 オペラはあまり生で聞いたことがなかったのだが、やはり歌は生に限る。
こんなにオペラの歌に夢中になれたのは初めてだ。

  音楽にたっぷりひたれて、とても充実した日曜の午後であった。
 
 
[PR]
by nokogirisou | 2008-03-09 23:14 | 音楽
<< 映画「神童」を見る 奈良の旅4 >>