喜びも悲しみも

 私にとっての喜びと悲しみ。いったいなんなのだろうと思う。
 おいしいものを食べた、すてきな場所に出かけた、めずらしい
ものを見た…、みんな楽しいことかもしれないが、最近とみに感
じるのは、本質的な喜びと悲しみは「コミュニケーション」の質に
拠るような気がしている。
 会話が楽しかった、話が通じた、共感できた、聴いてもらえたと
思ったときの喜び、満足感は大きい。
 一方、ちっともわかってもらっていない、平行線だった、話が一方
通行だと感じた後の不快感といったらない。
 不思議なことに、家族には後者の不満を抱くことが多い。どうし
てなのか。家族は、特に親子は最も話が通じない人種なのかもしれ
ない。最初に批判ありきだからか。
 信頼感を持って話しができたとき、新鮮な会話ができたとき、何か
が生まれる感覚がある。自分の言葉が相手にとどいていることは
そうめったにないのだが、通じたときは本当にうれしいものだ。
 それは、生きている相手でなくとも、書物でもおなじこと。本と対話
できたときもまた大きな喜び。しかしそういう本にもめったに出会わない。
 
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by nokogirisou | 2008-07-14 21:42 | 日々のいろいろ
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