平行線

  話し合いで決着をつけられることは、めったにない。
それは国際会議の様子を見ていても明らかだし、政党間
の議論を見ていても、テレビの討論を見ていてもそう思う。
職場の会議は、すでに管理職に通った案の提示が主で、
ほとんど議論する会議にならないが、それぞれの部署で
の会議では、論争が話し合いによって終結などしない。
だから、「多数決」が導入されるのだろうけれど、このごろ
「多数決」はなじまないと称して、採決をとる場面は少なくなった。
 さて、今日も会議があった。私の職場では新しいことを
始めようという企画がなかなか通らない。それでも勇気を出して
あらたなプロジェクトを提案したのだが、反対に遭った。
 ただ、反対されることは予想していたが、その趣旨は納得でき
なかった。とにかく自分たちの負担が増えるからいやだ…という
単なるわがままとしかとれない発言だったからだ。それはおかし
いとどんなに力をこめて力説しても、どんなに理屈や正論を述べ
ても、先方が意見を変えることにはならなかった。むなしく時間が
流れるばかりである。
 平行線のまま、それそれが同じ立場で自分の論を言い合うこ
と1時間。他者を理解するとか、他者を説得するというのは本当
にむずかしいことだと思った。
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by nokogirisou | 2008-10-16 00:05 | 日々のいろいろ
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