「音楽」を贈られること

 欲張りなので、いろいろな音楽を聴きたいと思う。
もちろん、季節に合わせて、あるいは、気分や読んでいる
本の影響で聴きたい曲は変わってくるが。
 自分だけだと出会わない曲、出会えない歌を、人から贈
ってもらったり、教えてもらったりして知ることがある。それ
は本当に幸運なことである。私にいつも刺激とチャンスと
よき時間を与えてくれるみなさんに感謝している。
 昨日もまた、自分の知らなかった歌の世界を教えてもらい、
インスピレーションをもらい、CDをいただいた。
今聴いているのは沢知恵の弾き語りだ。偶然か、今朝の朝日
新聞の新潟板の「縁」というコーナーに沢知恵がとりあげられ
ていた。
 今聴いているのは、カバーを集めたライブのCDだが、歌詞
がじんじんと響いて中に入ってくる。この曲ってこんな歌だった
のかと。
 「じぶんの感受性くらい」を歌になっているのはびっくりだった。
沢は、茨木のり子の詩が好きだという。日本人の父と韓国人の
母との間に生まれたが、彼女の母方の祖父は金素雲という詩人
である。茨木のり子は金素雲の編んだ『朝鮮民謡選』を15歳くら
いのときに読んでいたという。そういうつながりがあったのか。
沢は茨木の「りゅうりぇんれんの物語」に曲をつけてCDを出して
いるという。ぜひ聴いてみたいものだと思う。

 贈ってくれた方は、さりげなく、押しつけでなく、深い意味はなか
ったのかもしれない。しかし、あまりに聴きたかったものが集め
られているとどきどきする。受け取る側は、いつも本当にありが
たく、運命的なものを感じながら、音楽に向かっている。
 音楽を贈られることは、何よりも私には嬉しく、感動的なことで
ある。
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by nokogirisou | 2008-11-16 15:53 | 音楽
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