杉の原でのスキー

 雪国に育ったので、子どもの頃からスキーは授業でやってきたが、
歩くスキーがメインで、長らくアルペンスキーは苦手で嫌いだった。
劣等感のかたまりだったのだろう。
 けれども、学校スキーから抜け出して、自由に滑れるようになって
から、(ちょうどカービングスキーが登場したことも重なって)急に
スキーが好きになった。スキーの楽しさは自然の中で雪とたわむれる
こと、風を切ることにあると思う。ほかのスポーツとは違うスリルと喜び
を味わえる。私は上越の出身なので、妙高山に愛着を持っている。
スキーといえば、池の平か赤倉に行っていた。
 ところが数年前、職場の仲間で杉の原にスキーに行ったところ、とても
楽しかったので「どうせ行くなら杉の原」と思うようになった。なんといって
も眺めがすばらしい。山々の姿が美しく、野尻湖が輝いている。
ゴンドラは快適だし、コースが雄大で長くて満足できる。しかも私の
ようなヘタクソでも楽しめる初心者コースがたくさんある。民宿も家庭
的で悪くなかった。
 
 11日12日と杉の原に行ってきた。天候は晴れのち雪、吹雪、そして大風。
2日目は天気がいいのに、風でゴンドラが運休というアクシデントがあ
った。リフトに乗っている最中に大嵐の瞬間があった。山の天気は変わ
りやすい。それでも、来て良かったと思わせる魅力がここにはある。
 杉の原は関西からの客が多い。あちこちで関西弁が聞こえる。はるば
る関西から来てくださる方に感謝である。スキー場は活気がなければ寂
しい。ボーダーばかりかと思えば、スキーを履いている客もかなりいる。
老若男女がゲレンデを思い思いにすべっている。すべっている瞬間は、
それぞれ孤独だが、山にいるみんなと一緒という妙な一体感がある。
 スキーの腕(脚?)は上達しなかったが、筋肉痛になるまですべってきた。
何本も何本に飽きることなく、上から下へとすべり続ける。どうしてそんな
ことを繰り返せるのだろう?我ながら不思議だった。  
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by nokogirisou | 2009-01-14 01:06 | 日々のいろいろ
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