生きていること

 自分がこうやって生きていることは奇跡的なことなのかもしれない。
私は、これまで親しくしてきた人を3人、自死で失った。3人とも突然に
逝ってしまった。精力的に活躍していた姿を知っているだけに、なぜ、
どうしてという言葉が頭の中をかけめぐり、混乱した。その人が永遠に
不在であることがなんだか信じられなかった。最近そういうことがあった
のでちょっと考えこんでしまった。
 命はあやういものだ。人の生き死になど紙一重だと思う。
 私は今、とても生に執着し、生きたいと思っているが、いつなんどき病気
や事故に遭うかもわからない。生き死には自分で決められないのだ。
昨年の検診で胃に陰があると言われた。来年は胃カメラを飲むのですよと
言われたことを思い出す。私だっていつなんどきどうなるかわからない。
どんなに苦しくても、ジタバタしても最期の瞬間まで生き続けなければなら
ないのだと思う。
 なぜ生きたいのか。まだまだ知りたいことがたくさんあるのだ。
まだまだ会いたい人がいるのだ。まだまだ聴きたい音楽があるのだ。
まだまだ行きたいところがあるのだ。まだまだ伝えたいことがあるのだ。
とにかくなにもかも中途半端でこのままでは死にきれないという思いがある。
年を重ねても想像していた以上に、わからないことはたくさんあり、迷いは
消えず、自信は持てない。だからこそ、もっともっと生きて生きてちゃんとした
大人にならねばと思う。まだまだ自分が生臭い。
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by nokogirisou | 2009-02-15 19:29 | 日々のいろいろ
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