『おっぱいの詩』大原まゆ

  新聞で大原まゆさんの訃報を知ったのが先月。そのちょっと前に
図書館にこの本を予約していたので、ショックだった。
 また、『アマゾネスのように』という乳ガン闘病記を書き、昨年も
別のガンの闘病記を上梓した中島梓さんも最近亡くなられた。
 ガンは容赦なく生きようとする人の命をむざぼる。
 大原さんはエキサイトでblogを書いていた。ハードな闘病生活を
送っていた様子が伝わってくる。最後は弟さんの言葉で終わっている。
 『おっぱいの歌』は2005年に発行。映画化もされている。病気を前
向きにとらえ、感謝と希望を持ってつづった本だ。
 この本は予約でいっぱいだったようで、ようやく私のところに「貸し出し
可能」の連絡が来たのが昨日だった。今日図書館に滑り込み、一気に
読んだ。
 北海道発の明るく前向き、パワフルな本だった。21歳で乳ガンの宣告。
ふだんは本当に健康で病気に縁のない私だが、ほんのちょっと背中が
痛い、ほんのちょっと咳が出るだけでとても情けなく心細くなる。
体調が悪いと気分が滅入る。
 病気になることを想像するだけでこわくなる。
 それなのに闘病記を読むのが好きだ。
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by nokogirisou | 2009-06-06 20:53 | 本と図書館
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