寺泊 住吉屋へ

 お世話になった同僚の退職お祝いの会があり、寺泊の住吉屋に
行ってきた。
 シーサイドラインを走るのは気分がよかった。天気がよく、海が
夏色に輝き、運転そのものが楽しかった。この道を何度往復した
ことだろう。
 住吉屋の階段を上っていくと、主人の作なる絵画がいたるところ
に飾ってある。これがなかなか個性的でホテル内を明るくしている。
大胆な筆遣いと色づかい。構成は素朴なのだが、描いているその
土地に、作者がなみなみならぬ愛着を持っていることが伝わってくる。
不思議な魅力と雰囲気ををホテル内に醸し出していた。
 4階の広間では、すでに宴会は始まっていた。テーブルの上には
ごちそう満載。ひとつひとつ手がこんでいる海の料理だった。この部屋
からは夕日の眺めもすばらしいはずだが、ちょっと雲がかかっていて
残念だった。
 広間には、一緒の職場で働いていた懐かしい顔ぶれが集まっていた。
時間の流れを一気に感じた。自分も含めて、みんがな年をとっていた。
 第2の人生を刺激的に豊かにすごしている方も多かった。現役で働く
私たちが一番悲壮な顔をし、緊張していた。
 人生というのは本当にあっという間なのだと思う。退職された面々が
丁々発止とやりあい、華々しく活躍されていたのは、昨日のことのよう
なのに、今ではすっかり職場も変わり、世の中も変わり、世代交代も
進んでいる。今をしっかり生きなければと思う。私たちが退職したとき
にこんな元気が出るだろうか。こんなに楽しそうにできるだろうか。
 寺泊の風景は、昔とあまり変わらないというのに。
 
 
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by nokogirisou | 2009-06-27 08:48 | 日々のいろいろ
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